意思決定支援にデフォルト運用というバイアスは是か非か!

意思決定支援をする時、デフォルト運用というバイアスを知るとよい。


688402.jpg


人は、デフォルト設定したように意思決定しやすい。

例えば、医師が処方箋を発行する時、以前は、後発品に変更可というチェック欄があった。

最近、後発品変更不可というチェック欄がある。


デフォルト設定が、先発品から後発品に変わったのだ。

後発品に処方を誘導したい誰かの意思が働いている。

医師は自分で判断しているし、誘導もされている。

もし、ACPや意思決定支援にこれを利用するならば、望まない人のチェック欄をつくればよい。


そうすれば、ACPや意思決定支援は、普通に、多くの人が行うものと認識され、特別なものではないと感じるので、ある意味、気楽にできるし、嫌なら拒否できる選択肢も与えられる。

心の負担なく、ACPや意思決定支援が進むかもしれない。悪くない方法だ。


・・・でも、ちょっと待てよ。

デフォルト運用は是か非か。なぜか、しっくりこない。

人の心を操ろうとする仕掛け。どうしても好きになれない。



[参考資料]

森雅紀 森田達也 Advance Care Planningのエビデンス(医学書院)


ホームページ