加齢と大腸機能③

慢性下痢症は薬、過敏性腸症候群、大腸がんによる閉塞、吸収不良、小腸の細菌の過剰増殖、甲状腺中毒症、リンパ腫などにより生じます。

これらの状態の多くは加齢自体に伴う変化によるものではなく、病気が重なっていることが原因であると考えられています。


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多くの患者は数週間または数か月の苦しい便意が続くため、それは生活するうえでのかなりの障害になります。便失禁の恐怖から旅行や屋外での社会的活動を控えてしまう原因になることもあります。

小腸、大腸の運動を増加させる薬剤副作用はいつも考慮されるべきです。


直腸コンプライアンスの減少は加齢とともに起こり、これらの患者の感覚的な便意切迫感の一因となっている可能性があります。

下痢と便意切迫感は単純に加齢のせいにされるべきではなく、それは病気が重なっていることやほかの潜在的な治療可能な原因のために生じていることを頭に入れておく必要があります。