低栄養診断基準GLIM criteriaの有用性 4

心血管疾患患者のGLIM criteriaで診断した低栄養は術後合併症を予測


GLIM2018年に発表された新しい低栄養診断基準です.

これまで3回に渡ってGLIM criteriaを使用した研究をご紹介してきました.

4回目となる今回は,日本の大学病院で行われた心血管疾患患者を対象とした研究をご紹介いたします.


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著者らは,心不全などで入院した20歳以上の心血管疾患患者921名を対象に,GLIMおよびESPEN基準で栄養状態を評価しました.

アウトカムは身体機能(退院前の握力,6分間歩行距離,大腿四頭筋の等尺性筋力)とエンドポイントとして全死亡率としました.

その結果,GLIMで診断された低栄養は,身体機能の低下および全死因死亡率を独立して予測していることが明らかになりました.


心血管疾患患者において,GLIM criteriaを使用した低栄養診断は有用であることが示唆されました.


参考文献

Kootaka Y, Kamiya K, Hamazaki N, Nozaki K, Ichikawa T, Nakamura T, Yamashita M, Maekawa E, Reed JL, Yamaoka-Tojo M, Matsunaga A, Ako J. The GLIM criteria for defining malnutrition can predict physical function and prognosis in patients with cardiovascular disease. Clin Nutr. 2021 Jan;40(1):146-152. doi: 10.1016/j.clnu.2020.04.038. Epub 2020 May 6. PMID: 32571679.


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