食品店までの距離と食品多様性

食品店までの距離と食品多様性についてご紹介します。


地方在住(都市部在住ではない)高齢者において食料品店(スーパーやコンビニ)が近くにあるかどうかは生活していく上で重要な要因です。今回は、地方在住高齢者における食料品店までの距離と食事の多様性の関連性を調査した研究をご紹介します。


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Gomiらは、日本の農村地域に住む1,103名の高齢者を対象に横断的に調査しました。

郵送で得た調査データを分析しました。

食物摂取の多様性はdiet variety score (DVS)を用いて調査しました。自宅から食料品店までの距離は地理情報システムを用いて算出しました。

食料品店までの距離を4分位で分類し、食品多様性との関連性を分析しました。

その結果、食料品店までの距離が第4四分位の参加者は第1四分位の参加者と比較して低DVSを有する割合が有意に高いことがわかりました(odds比:1.15, 95%信頼区間1.01-1.32)。


著者らは、自宅から食料品店が遠く離れた場所など食事のバラエティが少ない地域への介入が重要であると結論づけています。



Gomi T, Kitayuguchi J, Okuyama K, Kamada M, Inoue S, Kamioka H, Mutoh Y. Relationship between neighborhood food environment and diet variety in Japanese rural community-dwelling elderly: a cross-sectional study. J Epidemiol. 2021 Jan 16. doi: 10.2188/jea.JE20200415. Epub ahead of print. PMID: 33456021.


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